5回にわたり発電機の説明をしましたが、次は災害などで停電すると、各インフラにどんな影響があるか説明します。
1回目は道路で、夜の停電だと照明が消えて、明かりは車のライトだけになります。
2018(平成30)年9月の北海道胆振(いぶり)東部地震では、そんな状態がテレビで放送されていました。
信号機も消えてしまいますが、一部の重要な道路の交差点の信号機には、補助電源が設置されています。(都市部に多くて田舎は少ない)
補助電源が自動起動式発電機の場合、停電後1分程で点灯します。
右端にあるのが発電機です。
右上の出っ張りが発電機の排気口です。
補助電源がリチウム電池式電源付加装置の場合、停電後すぐに点灯します。
すぐに電源がリチウム電池に切り替わるのは、安全で良いですが、この装置はLEDの信号機にしか設置できないそうです。
中央にあるのがリチウム電池搭載の装置です。
ここの信号機が電球からLEDに変わった時に、補助電源も発電機からリチウム電池に変わりました。
ほとんどの信号機には補助電源が無いので、停電した場合は警察官が駆けつけて、交通誘導してくれます。
大規模災害の場合は、停電した信号機が多すぎて、警察は対応しきれなくなるので、車も人も自転車も、注意してゆっくり通行してください。