屋内消火栓は建物の増築や用途変更、法令改正などの理由で、屋内消火栓の増設や新設が必要になる場合があります。
この様に増設の場合は、新たに工事が必要になります。
この消火栓の上面左側につながっている配管に、電源と信号の電線が通してあり、左側側面につながっているのは水の配管です。
新設の場合は消火栓ポンプと消火ポンプ制御盤も必要になります。
建物の所有者にとっては、大変大きな出費になります。
ちなみにこの屋内消火栓は、水の配管と中に収められたホースが細いので、2号消火栓です。
出費を抑える為に屋内消火栓の代用として、こちらのパッケージ型消火設備にすれば、水の配管工事は不要で、あとは表示灯(赤色灯)の電源工事ぐらいなので、出費を抑え工事期間も短縮する事ができます。
開けると中には大きな消火剤貯蔵容器と、小さな加圧用ガス容器とホースなどが、収納されています。
使用方法は加圧用ガス容器のバルブを開けて(奥にある圧力調整器は触らないでください)、
ホースを伸ばし(この時にノズルのレバーが開かないように注意)、ノズルを構えて放水の反動に備えたら、ノズルのレバーを開にします。
パッケージ型消火設備は使用すると、消火剤貯蔵容器内の薬剤が減り、加圧用ガス容器内の圧力も減るので、どちらも交換が必要です。
いつも点検してくれている業者さんに任せてください。