【防災知識】停電(災害)時のインフラ5(上水道)

上水道の水源はダムや河川や地下水などです。
これらの水が浄化され、塩素(写真の施設では次亜塩素酸ナトリウム)が加えられて送水されます。

写真の施設ではダムの水から水道水にしています。

この施設からの送水は、ポンプではなく自然流下なので、停電しても急に水が止まる事は無いようです。
しかし送水先各所の、圧力を上げる為の加圧ポンプや、配水池(高所の貯水タンク)へ送る送水ポンプは、停電すると停止してしまいます。
加圧ポンプで送水されている所では、すぐに水が止まってしまい、配水池から送水されている所では、配水池の中が空になると水が止まります。
復旧後に水が濁る事が多いので注意してください。

鉄蓋の下に加圧ポンプがあります。

ここから送水ポンプで送られた水は、

この配水池に貯められます。

消火栓は上水道とつながっています。
地域で火災があった場合、消火活動で消火栓から水を供給したために、圧力の低下や水の濁りが発生する場合があるので、注意してください。

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