これまで福祉避難所は、一般の避難所では対応しきれないと、判断された要配慮者を、受け入れる2次避難所でした。
しかし令和元年の台風19号などで、その手順では要配慮者を助けるのは難しいと考え、内閣府の方針で2次ではなく直接避難できる手順に、これから変えていくようです。
ただし急に知らない人に避難されても困るので、事前に受入れ対象者の調整をします。
当然受け入れ人数には限界があり、事前に持病や病歴など、対象者の情報も共有して備えます。
避難する側の視点だと、これで上手くできそうですが、介護施設側からすると、慢性的な人手不足の状態なのに、そんな都合よくできる筈がないと思います。
介護はミスが利用者の命に関わる場合があり、利用者の為に職員の負担を大きくすると、職員が辞めてしまうリスクが高まるので、色々な意味で大変難しい仕事だと思います。
仕事でよく伺う介護施設も、職員のやりくりが大変そうでした。
その介護施設の幹部の方に、直接避難が可能になる事について話をすると、今のままでは絶対に無理と言われました。
確かに福祉避難所として、様々な備蓄品の購入などに多額の費用が必要で、何より人手不足が解消されなければ、この内閣府の計画は絵に描いた餅になってしまいます。
この問題は今後どうなるか、注視したいと思います。
和歌山市の木村
反映も送信もされていないようで、どうもfirefoxでは投稿できないのかもしれないので、choromeで再投稿させていただきます。
はじめまして。
和歌山市の木村と申します。
このサイトのメールアドレス宛てに連絡しようと思っていたのですが、非公開となったので、こちらのコメント欄に投稿させていただきます。
メールアドレスの方に返信連絡いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
最近、来月にも災害が近いかもという噂もありまして、防災対策について調べています。
このサイトからも知識をいただいています。
SNSなどのネットで拡散されている、災害時に避難所で備蓄を奪いにくるという「クレクレ族」の実態とその対策などについての記事があればと思います。
西谷 投稿者
木村様
コメントいただきありがとうございました。
実は、コメントは把握しておりましたが、しばらく留守にしており返事ができない状態でした。
返事が遅くなりまして申し訳ございません。
当初は連絡用フォームや、メールアドレスの記載も行っておりましたが、各種スパムや広告がひどく(3万件程度)
封鎖しておりました。
当会のホームページがお役に立てている様で、私としてもうれしい限りです。
クレクレ族の実態というのは、木村様の方がご存じかと思いますので私としてはお役に立てるとは思えません。
ただ、実際に「避難している方から何かしら提供してもらう」事はあるかと思いますし、私としてはその際は、
帳簿(日付、氏名、連絡先、提供品、市場価格)をつけ、写真を撮影してから食料物資班が管理する事にしております。
また、基本的に備蓄品等は「避難所に避難している人・あるいはその周辺で車中泊・在宅避難」している人を対象に配布します。
その際、避難所ではそれらの人を把握するため台帳を記帳するのがルールとなります。
突然やってきて、知らない人には、一旦台帳に登録してもらいます。
それでも、そういう方はなくならないと思いますし、複数避難所を回ってかき集めている人は、放置するしかないと思います。
備蓄品の提供に関しても、無理矢理行う物ではなく、余力があればという前提で提供してもらいますので、不利益にはならない様に心がけたいと思います。
仮に災害救助法が適用されるような震災の場合は、避難所にてかかった経費については請求を行うと補助される仕組みになっておりますので、
先程の帳簿を元に現金還付を行う事も可能です。
避難所という性格を考えると、「たまたまそこに居合わせた人(クレクレ族)」も、元々住んでいた住民も区別することは出来ませんので、
クレクレ族に関しては、帳簿に記帳さえしてくれれば問題ないと思います。
混乱を極める避難所でどこまで実践出来るかは不明ですが、そういう手法もあるかと思いますので、仮に思い出す余力があれば実践して頂けたらと思います。
和歌山市の木村
西谷さま
和歌山市の木村と申します。
突然のご連絡となり、もし人違いでしたら、そのままスルーしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
スパム対策など大変な中、質問を受け付ける体制を維持されていることに心から敬服いたします。
また、ご丁寧なアドバイスをありがとうございました。
実は、災害時の備蓄について考えていたところ、避難所では備蓄品を持参しても、準備していない方々(特にご家族連れやご高齢の方)に分け与える状況になるという話を耳にしました。
そのため、必要がない限り避難所には行かず自宅で過ごすほうがよいのでは、と思いご質問させていただきました。
いただいたご回答はとても参考になり、ありがたく存じます。
さて、もし人違いでしたら恐縮なのですが、私は立命館大学時代に「京都古都歴史散策会」というサークルでご一緒させていただいた木村栄雄と申します。
最近、災害対策の情報収集中に西谷さまのお名前を拝見し、懐かしく思いご連絡させていただきました。
もし私のことを思い出せなかったり、人違いでしたら、どうかお気になさらずスルーしてください。
もし差し支えなければ、メールアドレス宛にご連絡いただけると嬉しく思います。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
西谷
木村さん
覚えてますよ(笑)
先程個別にメールしました。