【防災知識】消防設備4(警報設備4 感知器2)

スポット型の名称がある感知器は、感知器の周囲を感知します。
分布型の名称がある感知器は、空気管式では空気管を配管し、熱電対式では熱電対というセンサーを配線し、広範囲を感知します。
分離型の名称がある感知器は、監視範囲の両端に送光部と受光部を設置し、その間の範囲を感知します。

こちらが光電式スポット型煙感知器で、内部で発光素子(発光ダイオード)が光を照射していて、平時は遮光板に遮られる為、受光素子に光は届きませんが、火災で煙が網目の部分から入り充満すると、光が煙で反射される事で、受光素子に光が届いて感知し、接点が閉じて受信機へ信号が流れ、感知器のランプも点灯します。
廊下や階段や、火災時に煙が留まり易い地下や、窓が無かったり小さい窓しか無い階などに設置されます。
この光電式スポット型煙感知器は主に2種が使われ、3種は防火扉や防火シャッターを作動させる為に使われます。
低感度な為に作動の遅い3種を、そこに使用するのはなぜかというと、遅く作動させる事で、避難後に閉鎖させる為です。
光電式スポット型煙感知器は、スポット型の中で最も火災の感知に優れていますが、最も誤報が多く最も高価です。
またこの感知の仕組は、煙式の住宅用火災警報器と同じです。

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