陸生(ほとんど陸上で暮らす)のカメを水槽やケージで飼育する場合、毎日常温の霧吹きを使い湿らせる必要があるので、すぐにカビが生えたり腐ったりしない床材を用意します。
床材の大きさはカメの口に入らないサイズか、誤飲しても排泄される砂にしてください。
水浴びの場所として、カメの体が入るサイズの水容器を用意し、隠れる場所として、カメの体が入るサイズのシェルターを用意します。
照明は光に紫外線を含んだランプで、上から暖めて直下で30~35℃になるように、ランプの距離を調整し、あとはカメの好みに任せれば、快適な温度の場所にいます。
腹を冷やさないように水槽(ケージ)の下部からも、ヒーターで暖めます。
基本的に高温·多湿ですが、なるべくその種の本来の生息環境に近づけます。
餌は葉野菜や緑黄色野菜を主食にし、口ばしが伸び過ぎないように、貝殻や小動物用のミネラルブロックをかじらせる事で、口ばしの伸び過ぎを防ぎます。(カメには歯が無く代わりに口ばしがあります。)
掃除を怠ると腹や足に、自分のフンを付けて歩き回るので、カメも床材も水容器も、きれいにしてください。
水生のカメも陸生のカメもよく動くので、水槽やケージは幅60cm以上の大きさにしてください。(多頭飼いでは更に大きく)
水温は対流などでどこも同じ位になりますが、気温はランプやヒーターやファンなどを使い、暖かい場所と涼しい場所を作って、カメ自身で選べるようにしてあげてください。
温度を保つ為に電気が必要なので、寒い時期で停電している場合は、避難所での飼育は困難です。
電気が使える場合は陸生のカメなら、もふもふの哺乳類程ではありませんが、避難所の癒しになるかもしれません。