オール電化(灯油機器やガス機器を使用せず、全て電気でまかなう)は便利ですが、停電すると調理ができず冷暖房が使えず、かなり不便になります。
調理用にカセットコンロや、暖房用に石油ストーブを、備蓄品として準備すると良いです。
電気の復旧が遅れる事を想定して、カセットガス(ボンベ)や灯油も備蓄品として、準備してください。
これらの備蓄品は直射日光や高温を避け、屋内で湿気の少ない場所に保管して、年に1回でも良いので、劣化や腐食の有無や、点火·燃焼状態の確認をしてください。
点火·燃焼の確認は機器を壁や家具から離して、強火と弱火が正常な炎で、異常な煙や臭いが無ければ良いです。
確認が終わったら機器が気温と同じになるまで、温度が下がってから保管してください。
これらの燃焼する機器を使用する場合、平成以降に建てられた住宅では、高気密の住宅が多いので、一酸化炭素中毒にならないように、まめに換気をしてください。
この他にカセットガス(ボンベ)を使う、暖房器具もあるのですが、熱量(カロリー)が少ない為に、狭い部屋か足元を暖める用途になります。
更に燃焼時間が1本で、2·3時間しか無いので、あまりお勧めできません。
これらのファンヒーターは、100V電源がないと使用できません。
これらの石油ストーブは、100V電源は不要で乾電池を使用し、乾電池が無くてもライターかマッチがあれば点火でき、上部で煮炊きもできるので大変便利です。
電気の復旧を待つ間は、必ず大きい方のブレーカー(主幹ブレーカーや漏電ブレーカー)を切にしてください。
屋外に大元(最初)のブレーカーがある場合、そちらで切りにするとより安全です。
電気工事士などが、安全の確認·確保を終えるまで、ブレーカーを入れないでください。
電気工事士などは、漏電や短絡(ショート)している回路があれば修理するか、修理できなければ小さい方のブレーカー(安全ブレーカー)から、漏電や短絡している回路の電線を外すか、ブレーカーを切から動かせないように、テープで固定して安全の確保をする筈です。
災害後に安全の確認·確保をしないで、ブレーカーを入にしていると、電気が復旧した時に通電火災の恐れがあります。