感知器はありとあらゆる場所に、設置しなければいけない訳ではありません。
トイレと浴室の中は設置を省略できます。
天井裏の空間が高さ50cm未満の場合は、天井裏の設置を省略できます。
主要構造部(壁·柱·床·梁·屋根·階段など)が耐火構造(高い耐火性能)の建物の場合も、天井裏の設置を省略できます。
押入れの天井や壁が不燃材料(高い防火性能)の場合は、押入れの設置を省略できます。
スプリンクラーなどの消火設備がある場所は、設置を省略できます。(スプリンクラーを作動させる為の感知器が、必要な場合もある)
床から感知器までの高さが、20m以上ある場合は、距離があるので熱と煙は、感知器まで到達しにくいです。
閉鎖空間ではなく、外気の流れがある場所やトンネル内は、気流に流されて熱と煙は、感知器まで到達しにくいです。
これらの要因で感知が遅れる、または感知しない可能性がある場合は、炎感知器が使用されます。
炎感知器は炎の中の、特定の赤外線や紫外線(特定電磁波)の、ゆらめき(ちらつき)を感知するので、距離があっても感知し気流にも影響されません。
炎感知器にライトで強い光を当てたり、ドライヤーで熱風を当てても、赤外線や紫外線の中の、特定電磁波のゆらめきで感知するので、炎と誤認しません。
丸線があり中央の感知部に(丸線が1つと2つの2種類ある)、赤外線センサがある場合は、赤外線式スポット型炎感知器です。
感知部に豆電球の様な、紫外線センサ(UVトロン)がある場合は、紫外線式スポット型炎感知器です。
感知器の設置が不要でも、火気厳禁や禁煙場所の監視が目的で、炎感知器を設置する場合があります。
こちらはトイレに設置されていて、感知部に紫外線センサ(UVトロン)があるので、紫外線式スポット型炎感知器です。
こちらは受信機に接続され、連動する炎感知器ではなく、炎を感知すると警報音やアナウンス音の出る、炎監視センサーです。
感知部に紫外線センサ(UVトロン)があります。
簡単に後付けできて、商業施設のトイレでよく見かけます。
タバコの小さな炎だけでも感知するので、設置されていたら絶対に火気厳禁です。