両生類の成体で地上で生きる種と、爬虫類を比較すると、ゲージや床材を使用したり、多湿を好む種がいたり、昆虫を食べる種がいたりと、飼育で共通する部分が比較的多いです。
地上で生きるヤモリ
乾燥を好む種と多湿を好む種がいます。
夜行性の種が多く、隠れ場所になるシェルターなどを用意しますが、隠れる物が重かったり不安定だと、下敷きになる恐れがあるので注意します。
ケージ内の温度は年間を通して一定にして、30度を超えないように注意し、ケージ内にヒーターの熱が当たらない、逃げ場所を作る必要があります。
水入れはヤモリの飲料の他に加湿の役割もしているので、中の水が無くならないように注意します。
樹上で生きるヤモリ
縦長のケージを用意して、流木やコルクなどを立体的に置いたり、植物を置くのも良いです。
多湿を好む種が多いので、一日一回常温の霧吹きで、全体に満遍なく水分が行き渡るようにし、ケージに入れた物などに付着した、水滴を飲み水にする種が多いです。
地上と樹上で共通
エサは人工フードや冷凍昆虫や、生きた昆虫など色々あり、種類や量や与え方などが、種によってかなり違うので、ペットショップの詳しい店員に教わってください。
給餌や掃除などで脱走された場合、捕獲するには透明なカップを上から被せて、少し隙間を開けてそこからフタを差し込んで捕獲します。
ちなみにヤモリは種としては、トカゲの中の1つのグループです。
避難所での飼育は無理なので、家から連れ出した場合、ゲージに入れて車内でこっそり飼育するしかありませんが、犬や猫と違い飼育が発覚すると、非難されるかもしれません。