【防災知識】消防設備15(消火設備9 消火器1 再燃火災)

消火設備の消火栓とスプリンクラーの次は消火器です。
消火器は粉末消火器のABC消火器が主流で、普通火災のA火災、油火災のB火災、電気火災のC火災の、いずれにも有効な消火器です。
粉末消火器の弱点は、液体は布の内側へ浸透しますが、粉末はほとんど表面に残るので、布の内側まで消火する能力はほとんどありません。

枕や布団や座布団などの厚みのある綿製品を、たばこの火や暖房器具の熱で焦がしてしまった場合、内部に火が長時間残り、空気に触れて燃える再燃の恐れがあります。
再燃火災の対策としては、焦がしたり燃えてしまった物は、水を張った浴槽やタライなどに、浸け置きして燃え残りが無いように、全て浸けて完全に消火します。

住宅火災でも小火(ぼや)や部分焼けの場合、残り火がないか壁をめくって確認したりします。
集まった消防団は鎮火後に撤収しますが、再燃火災があっても即対応できるように、地元消防団は待機しています。
半焼や全焼でも鎮火後に地元消防団を待機させます。
見えている範囲の火が消えていても、再燃火災にならないように、確実に完全に火が消えるまで安心しないでください。

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