(本記事は西谷が寄稿します)
今年度10回目の出前講座です
北蟹谷地区は本年より地区防災計画の策定に入りました(能登地震の影響)
その一環として、避難所開設訓練を行いました
【タイトル】 避難所開設訓練
【場所】 北蟹谷スポーツセンター、北蟹谷公民館
【日時】 令和6年11月17日 8時~9時50分
【主催】 北蟹谷地区防災会
【参加】 一般住民含む1080人
【参加防災士】 西谷(主催側)、立﨑副会長・道会計・柴田さん(見学)
北蟹谷地区では毎年防災訓練の際安否確認を行っております。
それにプラスして避難所開設まで行う訓練となります。
流れとしては、(以下、毎年実施している訓練)
1:各家庭に配布してる「安否確認世帯票」に各世帯の避難状況を記入
2:各世帯は予め設定されている一時避難場所へ避難(町内会の各班毎に設定)
3:一時避難場所で班長が、各世帯の安否確認世帯票を回収し、集計
4:その際、「応急手当が必要で避難所へ避難が必要な人」「各世帯の被害状況」「安否不明」等の情報収集を行う
5:安否不明者の捜索開始。班長は情報を持参し町内会の避難所(公民館等)へ集合
6:町内の公民館では町内の安否情報を集計し、北蟹谷地区災害対策本部へ連絡
7:避難所へ避難が必要な方は、町内担当者が運搬
8:北蟹谷地区災害対策本部で、地区の安否確認を集計する
今年はこれに加え、
1:核となるメンバー(一次参集者)は、一時避難場所への避難はせず、北蟹谷スポーツセンターに集結
2:避難所として利用できるか確認(外→中)し、利用可能な状態であれば、市の本部と各町内へ避難所開設を連絡
3:最低限の準備後、二次参集者を招集し、避難所開設準備を行う
4:一次参集者、二次参集者で協力し、避難所開設する
5:各町内の安否情報を集計し、避難所に避難してくる方の人数を確認
6:受け入れ人数に対する準備が完了したら、各町内へ受け入れ体制が整ったことを連絡し、避難してもらう
7:受け入れ開始
8:受け入れ訓練(避難者カード作成、受付による割り振り、検温・血圧測定・・・・等)
9:避難者に、温かい食事(カセットコンロを利用し、湯煎した備蓄食料等を提供)し、総括を行い終了
を行いました。
今後は毎年訓練内容を見直し実施していきます。
私(西谷)は、防災会長より相談を受け、実施内容をチェックしアドバイスを行う感じでした。
また、今回、安否確認アプリを各地区に提供し、使ってもらいました。
実際の指揮権は絶えず、防災会長・副会長が行う事で全体をスムーズに行う事ができました。
防災士は各地区防災会に「認識され」「相談され」「訓練の実施に際しアドバイス」を行うのがメインとなります。
あくまで訓練であり、実際の災害には対応できない部分もあるかと思いますが、
この様に毎年訓練を実施する事により出来る事も増えてくるのではないかと思います。