【防災知識】発電機3

使用する機器に合わせて、発電機の性能も選ぶ必要があります。
発電機には電気の波形に歪みの無い、高性能なインバーター発電機と、電気の波形に歪みのある、低性能なスタンダード発電機、インバーター発電機とスタンダード発電機の中間の、電気の波形に僅かに歪みのある、中間性能の製品があります。
中間性能はホンダではサイクロコンバーター発電機、ヤマハではFW(フューチャーウェーブ)方式の発電機になります。

表の○△✕記号は、必要な発電機の性能を表しています。
○は低性能から高性能まで、どの性能の発電機でも安心して使用できる機器です。
△は中間性能と高性能の発電機で、安心して使用できる機器です。
✕は高性能の発電機で、安心して使用できる機器です。

低性能のスタンダード発電機で、電子機器を使用すると、電子機器が故障する恐れがあります。
家などのコンセントからの電気や、インバーター発電機からの電気は、正弦波(歪みの無い山と谷のある波形)ですが、スタンダード発電機の電気の波形は歪みがあり、電圧や周波数もそれほど安定していないので、使用した電子機器に悪影響を及ぼします。
中間性能の発電機の電気の波形の歪みは僅かで、電圧や周波数もかなり安定しているので、中間性能の発電機で電子機器を使用する場合は、発電機の運転(電圧·周波数·エンジン音)が安定した状態で接続し、その後も発電機の運転が安定したままなら問題ありませんが、運転が不安定になる場合は、電子機器が故障する恐れがあるので、使用を中止してください。
ホンダとヤマハのインバーター発電機は、丈夫な代わりに他社より高価なので、安価で良い製品を目指し、中間性能の発電機を出しているようです。

使用する機器が決まっていない場合、私達の身の回りには電子機器が多いので、多少高価でもインバーター発電機を、選ぶ事をお薦めします。

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