【防災知識】発電機4

発電機はどこに置いてあるでしょうか。
避難所に指定された施設や防災倉庫に、発電機が用意されてないかもしれません。
用意されていても、試運転や整備をしていない為に、故障している場合もあります。

小矢部市内の消防団には投光器(水銀灯)用に、900VA(0.9kVA)のインバーター発電機が、配備されています。
あとは配備されている、ポンプ車(消防車)が古くなければ、600VA(0.6kVA)程度の発電機が、搭載されています。(水島分団のポンプ車には、サイクロコンバーター発電機が載っていました。)

燃料の不安はあるものの、発電機が使えれば、避難所の生活環境を改善できます。
コピー機(複合機)やエアコンや電子レンジは、消費電力が多くて、上記の発電機では使えません。
スマホや携帯電話なら消費電力が少ないので、インバーター発電機につないで充電して、連絡や情報収集ができます。
ただし通信の基地局や中継局などのバックアップ電源は、3~24時間でバッテリーが空になるので、停電が続く場合は通信会社に、次の手を打ってもらえないと、通信不能になります。

その他に低出力の発電機でも使える用途は、避難所の給水が井戸水で、小型で100Vのポンプの場合、水が使えるかもしれません。
現実的には施設は大型のポンプが多く、使えない可能性が高いので、施設の近所の家庭用ポンプなら、水が使える可能性があります。
あとは避難所の排水が浄化槽につながり、ブロアー(ブロワー)が100Vの場合、流す水が必要で浄化できる量に限度もありますが、トイレが使える可能性があります。

別の表現をすると、発電機は上下水道が普及していない地域では、井戸のポンプや浄化槽のブロアーに、使える可能性がありますが、上下水道が普及している地域では、別の用途(照明·扇風機·石油暖房など)に使う事になります。

災害時に上下水道が普及している地域では、給排水は使用許可が出るまで、出したり流したりしないでください。
給水は出ないだけですが、排水は流して詰まらせると、復旧にはかなりの時間とお金がかかります。

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