【防災知識】停電(災害)時のインフラ7(給水設備)

昭和の頃の3階建て以上の高さの建物には、屋上に受水槽を設置している建物が多くありました。
現在は受水槽を支える為の、耐震のコストが高くなるので、地上に受水槽と送水ポンプを設置したり、加圧ポンプを設置するのが主流です。
小矢部市内の学校で、屋上の受水槽をそのままで耐震化工事をすると、コストが高くなるので、屋上の受水槽の中を空にして配管を切り離し、地上に受水槽と送水ポンプを設置して、そちらに配管を接続した所があります。
ここの耐震化工事では、屋上の受水槽の水の重量の為に、補強の数を増やしたり、太くしないといけなくなるので、受水槽の中を空にしました。
屋上の受水槽は中が空なら、たいした重量ではなかったので、そのままにして解体費用が不要になり、屋上の受水槽は残ったと思われます。

右上に見える屋上の受水槽は空で、配管は切り離されて、現在は左下の地上の受水槽を使用しています。
地上に受水槽を設置すると、停電で送水ポンプが停止した場合、すぐに水が止まるのが弱点です。

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