【防災知識】停電(災害)時のインフラ11(ガス)

家庭で使うガスには、プロパンガス(LPG)と都市ガス(LNG)があります。
プロパンガスは空気より重く、都市ガスは空気より軽いので、ガス警報器の設置位置は、プロパンガスは床から30cm以内でコンロから少し離して4m以内で、都市ガスは天井から30cm以内でコンロから離して8m以内になります。(コンロからの距離はキッチンまわりの、邪魔にならない位置と考えれば良いです。)
プロパンガスはボンベを配送·交換してもらい供給し、都市ガスは地下の配管を通じて供給されます。
プロパンガスは都市ガスの無い地域(主に田舎)で供給され、都市ガスは配管を張り巡らせた地域(主に都市部)で供給されます。
プロパンガスの熱量(カロリー)は都市ガスの倍以上あるので、中華料理店のような高温での調理が必要な店は、都市部でもプロパンガスを使います。
都市ガスに接続できる地域の王将やバーミヤンには、プロパンガスのボンベがありました。
プロパンガスの業務用ガスコンロは、火力がかなり強い上に家庭用のような安全装置が無いので、家庭用ガスコンロから業務用ガスコンロへの取替えは、考えないでください。(コンロまわり全てを業務用仕様にしないと危険です。)
家庭用ガスコンロでは、プロパンガス用と都市ガス用は、最大火力が同じに調整されています。
ガスの違いはガス機器の違いになるので、契約したプロパン·都市ガス会社から、ガス機器を購入するのが安心です。

ガスのマイコンメーターは安全装置装置として、自動でガスを止めるようになっています。
ガスが止まる条件は震度5以上を感知したり、長時間ガスが流れ続けたり(プロパンガスではわずかな流れの、小さなとろ火だと止まらない)、ガス圧低下や、大量にガスが流れて流量オーバーをしたり、マイコンメーターの電池切れでも止まります。
ガスを止めたマイコンメーターから、再びガスを流す為の、復帰方法の説明書きがある筈なので、大切に保管してください。

プロパンガスのマイコンメーター

このマイコンメーターの横の箱からのケーブルは、集中監視の通信線です。
無線の集中監視もあるそうです。

都市ガスのマイコンメーター

このマイコンメーターには、説明書きが直接付いていました。

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