【防災知識】停電(災害)時のインフラ13 (インターネット)

インターネットはクラウドサービス(データやソフトウェアをパソコンやスマホの中でなく、データセンターのサーバーの中で管理)が便利で、多く利用されているようです。
データセンターは、耐震·免震構造になっていて地震に強く、停電になっても予備電源があるのでサービスが途切れません。
しかし日本中に張り巡らされた光ケーブルは、多くがどこかの活断層を横切っていて、土砂災害のリスクもあるので、データセンターの破損よりも、光ケーブルの損傷でインターネットに障害が、発生する可能性の方が高いかもしれません。

大規模災害発生直後は回線が混雑して、インターネットや電話がつながりにくくなります。
命の危険に直面している人や、懸命に災害に立ち向かっている人達の通信に、悪影響がないように、家族などの安否確認が済んだら、インターネットや電話の使用を控えてください。
ただし緊急速報は受けられるように、スマホや携帯電話の電源は完全には切らずに、画面表示が消えた待機状態にして、しばらくはラジオなどで情報収集をしてください。
災害発生から6~8時間経過すると、回線の混雑が落ち着くそうなので、そのタイミングにスマホや携帯電話で情報収集をしてください。
スマホや携帯電話が電池切れにならないように、充電したモバイルバッテリーを常備しましょう。
スマホや携帯電話の、通信用の基地局などには予備電源があるので、停電後数時間経過したタイミングでも、まだつながる所は多い筈です。

スマホや携帯電話の通信の基地局です。

蓄電池設備と表記されているので、ここの周辺では数時間停電しても、この施設の電気通信事業者と契約している、スマホや携帯電話では通信可能です。

この形状もよく見ます。

蓄電池設備と表記が見当たりませんが、ボックスの中にバッテリーがあるとすれば、バッテリーが小さいのでここの周辺では、停電すると短時間だけの通信になりそうです。

これらの写真を撮る為に小矢部市内を見回りましたが、こんな田舎でも多くの基地局などがありました。
通信料をあまり安くし過ぎると、これらの維持管理をされる方の、賃金や人員が減らされ、維持管理が行き届かなくなり、緊急時の対応も遅れてしまわないか心配です。

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