【防災知識】避難所トイレ問題3(必要数)

トイレの数の目安は仮設トイレ場合、災害発生当初は50人に1基必要で、長期化する場合は20人に1基必要と言われています。
使用する女性用と男性用の、トイレの比率は女性3対男性1で、なるべくこの比率を維持してください。
仮設トイレが汲み取り式の場合、避難者が多いと設置しても、短期間で全ての仮設トイレのタンクが一杯になります。
すぐに汲み取りをして欲しいですが、世の中に下水道と浄化槽が普及した為に、バキュームカーの必要性が少なくなり、台数が全く足りない状況なので、すぐには汲み取りをしてもらえず、仮設トイレ設置前に使用していた、携帯トイレや簡易トイレ(様々な名称や呼称がある)が、再度必要になります。
早急に被災していない地方から、バキュームカーと人員の、派遣をしてもらうとともに、回収した排泄物を処理場が、柔軟な対応で速やかに処理をしてくれれば、避難所の全ての仮設トイレのタンクが、一杯で使えなくなるという事を無くせるかもしれません。

仮設トイレにはタンクに溜めず、建物周囲の汚水マスから、下水道や浄化槽へ流すタイプもありますが、下水道へ流す場合は下水処理場までの、全ての下水配管と下水施設に、破損や勾配(流す為の傾斜)の変化が無く、下水施設も正常に作動できないと、流してはいけません。(役所から下水の使用許可が出るまで流すのは禁止です。)
浄化槽へ流す場合はブロアーの電源が必要な上に、浄化能力に限界があるので、使えない場合があったり、使えても使用制限で、要配慮者や子供専用にして、浄化能力の範囲内に抑える必要があります。

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