【防災知識】避難所のペット問題16(両生類3)

在宅避難で飼育をする想定で説明します。
基本的に両生類は、幼体はエラ呼吸で成体は肺呼吸ですが、ウーパールーパーの様に一部の種では、成体でもエラ呼吸のままです。
この様な種は、魚類と同じ様な扱いで良いそうです。
こういった水生の種で注意が必要なのが、底に沈んでいるエサと砂利を、一緒に飲み込んでしまう事です。
なので底に敷くのは、口に入らないサイズの砂利か、飲んでも排泄される細かい砂にしてください。

両生類や爬虫類は変温動物なので、水中の両生類の体温は水温とほぼ同じで、爬虫類の体温は気温とほぼ同じになるので、爬虫類より両生類の体温の方が低く、人と両生類の体温を比較すると、かなり差があります。
つまり両生類にとって高温の人間に触られるのは、大きなストレスになります。
また多くの両生類の皮膚には毒があり、身近にいるアマガエルは、触れた手で目を擦ると腫れ上がり、傷口に触れると傷が悪化します。
以上の事から両生類は、直接触れないように飼育し、触れた場合はしっかり洗います。

例えば避難所の小学校に水槽があり、そこで飼育できるとしても、不特定多数の人がいる所で、弱毒性とはいえ毒のある生物を飼育するのは、リスクがあります。

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