【防災知識】避難所のペット問題18(両生類5 カエル2)

カエルは色々な環境で生きているので、温度や湿度だけでなく、地上を好む種(トノサマガエルなど)や、樹上を好む種(アマガエルなど)や、水中で生きる種がいるので、生態に合わせた飼育環境が必要です。
種によっては床材がベチャベチャになる様な、高い湿度で飼育してはいけない種がいたり、地中にずっといて、地上にほとんど出てこない種もいます。
カエルは口から水を飲まず、皮膚から水分を吸収するので、自家中毒を起こさないように水は毎日交換し、カエルがフンに触れ続けないように、床材も掃除や交換をします。
作業時に逃げられ易いので、注意して掃除や交換をし、逃げられて何日も後に干からびて発見、という事の無いようにしてください。

擬態して身を隠す種は、毒があっても弱い毒の種が多く、目立つ見た目の種は、猛毒のある種が多いです。
飼育下では毒の材料となるものを食べないので、毒性が低下したり毒性が無くなったりします。

ツボカビに感染するツボカビ病が、日本のカエルに一時期広がり、日本のカエルが絶滅するのではと、大問題になりました。
しかし日本の多くのカエルには耐性があったので、ツボカビ病は収束しました。
もし避難所でカエルを飼育可能になった場合、日本のカエルはツボカビに、耐性があるので問題ありませんが、外国のカエルはツボカビに、耐性が無いかもしれないので、外国のカエルは日本のカエルの近くでの飼育は、しない方が良いかもしれません。

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