【防災知識】ハザードマップの浸水深

洪水ハザードマップの浸水深が、0.5mまで3.0mまで5.0mまでと設定されていますが、浸水した状態を想像できるでしょうか。
洪水ハザードマップを漠然と見ていないでしょうか。
2階建ての一般的な家を想像した場合、0.5mの浸水深では家は床下浸水になり、屋外の水位は大人の膝程度の深さになります。
避難所への移動は、足元が見えず危険なので、2階に避難してください。
3.0mの浸水深になると、1階の天井程度の深さになり、2階に避難する事になります。
ただし基礎と柱がしっかりしていない、古い家の場合は、浮力と水の力で押し流されてしまいます。
早い段階で避難を始める必要があります。
5.0mの浸水深になると、2階の天井近くの深さになり、天井裏か屋根しか逃げ場はありません。
家にはとてつもない力が加わります。
こちらも早い段階で避難を始める必要があります。
洪水ハザードマップの、浸水深をこの様に想像すると、分かりやすいと思います。

地震とは違い洪水は、天気予報である程度、予測ができる様になりましたが、それでも多くの方が、逃げ遅れて亡くなられています。
その原因としては、役所の発表の遅れや、上手く伝達できなかったというのもありますが、安全性バイアス(自分は大丈夫と過小評価)がかなり多い様です。
大雨になった場合、テレビ·ラジオ·インターネット等で、天気予報や役所からの情報を、早く知り行動してください。

避難しても被害が無く、無駄足になる場合も多いですが、抜打ちの避難訓練と考え、役所に不満を言うのではなく、発生した問題点を役所に伝えてください。
避難する事で初めて分かる問題点もあるので、改善する為にも避難をしていただきたいです。

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