東北地方の60歳以上の高齢者の割合は、人口の3割程だそうですが、東日本大震災の死者·行方不明の中で、60歳以上の高齢者の割合は、6割を超えるそうです。
西日本豪雨の死者·行方不明の中で、60歳以上の高齢者の割合は、7割程だそうです。
災害関連死とは被災生活をするなかで、間接的要因で亡くなる事ですが、熊本地震の災害関連死の中で、70歳以上の割合は8割程だそうです。
この様に災害では明らかに、高齢者の死亡率が高くなります。
世界と比較して日本は、平時においては公助(行政の助け)で、高齢者を守っている方ですが、大規模災害の発生直後は、公助を当てにできなくなります。
災害が発生した場合、まずは自身と家族を守る自助、次にご近所さんを助ける近助、更に自治会などの地域単位の助け合いの、共助が重要になります。
阪神·淡路大震災では、生き埋め状態から助かった人の6割程が、近助と共助で助けられ、公助の救助隊による救出は、わずか1.7%でした。
その事を知り私は、何かしなければと思いつつ、救助に関しては何もしていませんでしたが、今年の3月に市内の防災士の会員向けに、身近な道具で行う救助訓練を行いました。