【防災知識】避難所のペット問題1(同行避難と同伴避難)

災害時は人命が最優先ですが、ペットは家族の一員という意識が一般的になってきているので、災害時の飼い主とペットは、同行避難するのが合理的と考えられるようになっています。
同行避難とは避難所までの避難行動の事で、避難所でペットと一緒に過ごす同伴避難とは違い、避難所ではペットと別々に過ごします。
同行避難せずペットを放浪状態(迷子)のまま放置すると、問題が発生します。
ペットが死んでしまったり、野生化して住民へ危害や不都合をもたらしたり、不妊去勢処置がされていないとペットが繁殖して、生態系や私達の生活環境へ悪影響を与える恐れもあります。
ペットと避難所へ同行避難をするには、飼い主はペットにしつけを行い様々な備えをして健康管理もしなければいけません。
避難所でのペットは飼い主の責任で世話をする事になるので、トラブルを発生させない為に、他の避難者への迷惑や連れてきたペットのストレスなど、様々な配慮も必要になります。

災害時の自治体は災害と被災者への対応で忙しく、ペットへの対応をする専属の担当者を用意する事は難しいので、他の避難者やボランティアなどの協力も必要です。
避難所から仮設住宅へ移る時に、同伴避難(ペットと同居)が認められる可能性があります。
ただしペットが攻撃的だったり、うるさかったり匂いが強かったりして苦情が発生すると、同伴避難できなくなるのでしつけと飼い主の対処は非常に重要です。

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