【防災知識】発電機1

災害が発生すると、道路·橋·鉄道·上水道·下水道·ガス·通信·電気など、様々なインフラにトラブルが発生し、避難が難しくなったり、生活が困難になる場合があります。
避難生活が続く場合、手っ取り早く生活を改善させる存在が発電機です。
私達の周りは電気で動く物ばかりなので、発電機があると生活が大きく変わります。
今後、災害時のインフラについても説明しますが、まずは発電機について説明します。

発電機は電圧や周波数を合わせたり、一酸化炭素中毒防止の為、風通しの良い場所で使用する事は、知っていると思いますが、どんな機器をどれだけつないで良いかは、知らないと思います。

発電機の出力に合わせて機器を選んだり、機器の電力に合わせて発電機を選ぶので、その考え方の説明をします。
発電機は定格出力以下の、定格電力の機器をつなげるのではなく、発電機の定格出力以下の、起動電力の機器をつなげます。

起動電力とは動き始めの電力で、モーターや安定器(蛍光灯や水銀灯を点灯させる部品)などでは数値が大きくなります。
ただし起動電力が機器に表記される事は、あまり無いので注意が必要です。
定格電力とは起動後の、安定した連続動作での最大値の電力です。

発電機の定格出力≧機器の定格電力
この考え方で発電機を用意した場合、電子部品やヒーターだけの機器しか、発電機で作動できません。
発電機の定格出力≧機器の起動電力
この考え方で発電機を用意した場合、モーターや安定器のある機器も、発電機で作動できます。
次回は発電機の容量(出力)について説明します。

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