【防災知識】住宅用火災警報器4(種類選択)

住宅用火災警報器の義務化から10年以上経過し、これまで色々な製品が販売され、進化もしたので種類の説明をします。

感知方式には煙式と熱式があり、煙式の取付け場所は部屋や廊下などで、熱式の取付け場所は台所や車庫などです。
ガス警報器も兼ねた複合型もありますが、これはガスコンロのガスが、都市ガスの場合には使用できますが(ガスが天井に広がるので感知できる)、プロパン(LP)ガスだと使用できません。(ガスが床に広がるので感知できない)

設置方式は露出型と埋込み型がありますが、本体が薄型に進化したので露出型が主流です。

電源方式はAC100V式と、乾電池式とリチウム電池式があり、AC100V式は停電時に作動しない弱点があり、乾電池式は電池寿命が約2年しかない弱点があり、電池寿命が約10年のリチウム電池式が主流です。
住宅用ではなく施設用に設置されている感知器は、受信機(制御)側にバッテリーがあるので、停電してもしばらくは作動します。

警報方式はブザーと音声と発光の3種類があり、この3種類を合わせた製品もあり、これはあまり耳の聞こえない高齢者の、寝室への取付けをおすすめします。

動作方式は、単独型と有線連動型と無線連動型があり、小さな住宅には単独型で良いですが、大きな住宅には無線連動型がおすすめです。
無線連動型には親機と子機があり、電波到達距離を考えると、なるべく住宅の中央の警報器が、親機になるように選びます。
有線連動型は10年以上前にはよく見ましたが、現在は無線連動型に取って代わられ、取付ける事が全くなくなりました。

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