どちらも粉末(ABC)消火器で、左側がガス加圧式で右側が蓄圧式です。
ガス加圧式は内部に消火剤が入れてあり、加圧用ガス容器が組込まれ、レバーを握るとカッターが加圧用ガス容器に刺さり穴が開き、内部が加圧され一気に消火剤を放射します。
蓄圧式と比較すると、放射時に急激に圧力がかかる為反動が大きく、更にレバーが固いので、腕力や握力の弱い方が使うのは難しいかもしれません。
容器の腐食が進んだ状態で使用すると、容器が圧力に耐えられず破裂して負傷する恐れがあります。
以前は業務用消火器といえばガス加圧式でしたが、安全性などの理由で2011(平成23)年頃から、蓄圧式が主流になりどのホームセンターへ行っても、販売されているのは業務用の蓄圧式粉末(ABC)消火器と、住宅用消火器ばかりになりました。
なのでガス加圧式粉末(ABC)消火器が家に置いてあった場合、ほぼ全てが使用期限を大きく過ぎた消火器なので、蓄圧式粉末(ABC)消火器か住宅用消火器に買い替えてください。
蓄圧式は容器に消火剤とともに窒素ガスが充填され、レバーを握ると消火剤を放射します。
ガス加圧式と比較すると、反動が少なくレバーも軽い力で握れます。
この様に指示圧力計があるので内部圧力の確認ができ、この消火器の場合は赤色の指針が緑色のゾーンの、0.70~0.98MPa(メガパスカル)の範囲内の圧力なのでこの消火器は正常です。
蓄圧式の場合は容器が腐食して穴が開いたとしても、その場で漏れ出るので使用時の破裂の心配はありませんが、消火器の周囲が漏れ出た消火剤の粉だらけになるので、使用期限を過ぎていたり腐食し始めた場合は買い替えてください。


