【防災知識】停電(災害)時のインフラ4(鉄道)

あいの風とやま鉄道の電気設備を例にすると、新幹線と同じように、変電所と き電区分所があり、1つの変電所から電気を送れなくなっても、上り側と下り側にある変電所から、電気を送り運行を続けられます。
ただし複数の変電所から電気を送れなくなると、運行は難しくなります。


変電所


き電区分所

あいの風とやま鉄道の架線には、交流で2万ボルトの電気が流れていいます。
もしその電気を踏切の電源として引き込むと、人のすぐ近くに高電圧が流れる事になり、非常に危険です。
安全の為の装置を設置すると、コストが高くなりシステムも複雑になって、トラブルの原因にもなる筈なので、踏切の電気は最寄りの電柱から引き込んでいます。
踏切が架線とは別電源という事は、踏切だけが停電する可能性があります。
電車が通過するのに、遮断機のバーが下りない事があってはいけないので、踏切への電気が停電すると、遮断機に内蔵のバッテリーでモーターを動かし、バーを下ろして停電から復旧するまで、バーは下りたままになります。


最寄りの電柱から中央の電柱へ引き込み、踏切の電源になる。


遮断機に内蔵のバッテリーは24Vと思われる。

緊急事態で踏切の遮断機のバーを折った場合は、すぐに鉄道会社に連絡してください。
踏切でバーが無くなったままでは非常に危険です。

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