【防災知識】停電(災害)時のインフラ9(浄化槽)

大都市に住んでいる方は、浄化槽を見たことがないかもしれませんが、田舎では下水道が普及していない地域があり、浄化槽の家がたくさんあります。
浄化槽が排水を浄化する工程は、最初に酸素を嫌う微生物が分解をして、次に酸素が必要な微生物が分解をして、最後に塩素で殺菌して用水などへ流されます。

停電でブロアー(ブロワー)が止まり、空気(酸素)が供給されなくなると、酸素が必要な微生物が減り、酸素を嫌う微生物ばかりになり、浄化できなくなります。
何日もそのまま使用していると、悪臭がしたり詰まったりします。

単独浄化槽は し尿(トイレの排水)のみを浄化し、生活排水(台所·風呂·洗面·洗濯の排水など)は垂れ流しになります。
合併浄化槽は し尿と生活排水の両方を浄化します。
単独浄化槽の浄化済みの排水と生活排水を合わせた排水は、合併浄化槽の浄化済みの排水と比べると、約8倍汚れているので、現在単独浄化槽だったり、トイレが汲み取りの家は、下水道が近くにある場合は下水道、近くに無い場合は合併浄化槽への、切り替えをお勧めします。
詳しくは各自治体の下水道(上下水道)担当に、問い合わせてください。
なお単独浄化槽の新設は、2001(平成13)年4月1日から禁止です。
つまり現存する単独浄化槽は、全て20年以上前に設置した設備です。

浄化槽の見分け方は蓋の枚数と言われていますが、例外が多いのであてになりません。
分かりやすい見分け方は、トイレは流さずに、浴槽から残り湯を流している時に、浄化槽へ流れる手前の汚水マスか、浄化槽の流入側の蓋を開けて覗き、流れ込んでいれば合併浄化槽で、流れ込んでいなければ単独浄化槽です。
チョウバエなどの虫が飛び出す事が多いので、虫が苦手な人はやらない方がいいです。

単独浄化槽(左上の汚水マスから流れ込む、上にあるのがブロアー)

合併浄化槽(右下の汚水マスから流れ込む、右上にあるのがブロアー)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください